夜明けと朝、少年と大人の境界で輝くマーク、そしてブシュロン。
今日、ブシュロンと一緒に撮影したことで、マークの新しい一面を見た気がします。
たくさんの撮影をしてきましたが、今日は新しい感覚を表現できたようで良かったです。重みがあり、成熟した感じでありながら、少しだるい雰囲気を加えるというのはこれまで試みなかったコンセプトなので、新鮮でした。ハイエンドのジュエリーを身に着けてそれを表現する楽しさも大きかったです。
5月から始まったNCT DREAMの3rdワールドツアー『THE DREAM SHOW 3 : DREAM()SCAPE』の最後のステージに向けて出発を控えています。ツアーの初めの頃と今、心境はどれほど違っていますか?
今回はNCT DREAMのメンバー6人で始まりましたが、ついにレンジンが合流し、7人で一緒に活動できることになりました。その点が心の準備をより一層固めてくれます。7人で一緒により良いステージを作ることが、僕にとって一番大事なことなので。だから今は少し敏感な状態です。ツアー以外にも、7人でのカムバック準備やソロアルバムの制作もしているので、気を使うことがたくさんあって、毎日が長く感じる日々が続いていました。それでも楽しみです。その期待感があるおかげで、毎瞬を最善を尽くして臨むことができると思っています。
「同時進行で多くのことをこなしていくうちに、ふと自分の空いている部分を埋めたくなる瞬間がありますよね。それについてどう思いますか?」
その点は確かにあります。かなり長い時間ソロアルバムを準備してきたけれど、まだ完成していない部分が多いです。もうここまで来たら、ソロアルバムが無事に出るだけでも幸せだし、大きな負担の一つを減らすことができたと期待しつつ(笑)、一つ一つ完成していく楽しさも感じています…複雑です(笑)。
「長い時間一つのことをしていると、ある時点で自分が満足することが難しくなることもありますよね。」
本当に、すごく辛いです。周りの人も辛そうです(笑)。みんなが僕のために欲を持って一緒に努力してくれることに、すごく感謝しています。全てを一緒に注ぎ込んでいるので、後悔はありません。ソロアルバムは僕にとってすでに大きな意味を持っています。練習生時代から夢見ていたことが、ようやく実現しそうだからです。だからこそ、最後までやり遂げようと思っているのかもしれません。タイトル曲も最近決めました。それも言葉にできないほど大変な過程でした…。
「仕事をしていると、努力が適切な報酬として返ってくることもあれば、そうでない場合もありますよね。そうしたギャップを経験しながら、自分が少し成長したと感じることはありますか?」
よく「勝つか負けるか」という表現を使いますが、私は「勝つか学ぶか」という表現が好きです。その言葉がぴったりだと思います。負けることはないと思います。努力した分だけ成果を得られる瞬間もありますが、努力しても報われず傷ついたことも多いです。でも、どう考えても私たちは人生にずっと訓練されているんだと思います。そう思います。
「どの職業よりも即時的な評価を受ける環境にいるので、結果を受け入れる態度も自分で常に整えていかなければならないことですよね。」
その通りです。本当にそう思います。健康な体と心を維持しながら長期間活動することは本当に大変なことだと思います。その面で、宗教的な部分が私のアイデンティティとつながっています。私はよく祈ります。
「新しい曲を出すたびに、アルバムの売上やストリーミング回数など、更新される数字がありますよね。感謝の気持ちとともに、数字に過剰に囚われないようにしなければならないとも感じると思います。」
確かに…今、私たちは新しい時代に生きているように感じます。毎日発表される歌が、最も時代に合ったものとなり、その数値を素早く証明する過程が繰り返されています。その情報は誰もがリアルタイムで確認できるわけです。数字に過度に囚われないようにしようと思いながらも、私たちの中で基準はどんどん高くなっています。常に最高の結果を達成しようと奮闘する職業だからこそ、時にはストレスを感じることもありますが、名誉やお金、知名度よりももっと重要な理由でこの仕事をしている人こそが本当の成功者だと思います。その人が本当の勝者です。それは自分自身にもより大きな意味を持つことです。でも、真の成功者は…数字を超えて夢を追い、自己の意味を込めて創作し、その音楽が世界と絶妙に交わる人だと思います。
「本当に最高ですね。」
それが本当に素晴らしいですね。
「マークさんも数字以上の大きな夢を見ているんですね?」
はい、ソロアルバムもそんな気持ちで取り組んでいます。そして、NCTももっと成長できるし、進むべき道があると思っています。夢や目標は常に心に抱いています。今回NCT DREAMのカムバックを準備しながら、NCT DREAMのリーダーとして自分について多くを考えました。自分がどんなリーダーで、どう進んでいかなければならないのか、何を最も大切にすべきか、それぞれの基準を最近新たに気づいています。今の自分の考えや価値観に忠実に準備したこのアルバムがどんな姿になり、どのように活動していくのかが楽しみです。私は小さな考え一つ一つが作り出す結果の違いが大きいと思っています。今、NCT 127はコンサートの準備をしています。最初はできるかなと思いましたが、ずっと進めていく中で、セットリストが出来上がっていく過程を見ながら、NCT 127の新しいビジョンも見えてきました。
「以前のインタビューを見ていると、心がとても健康でしっかりした人だと感じました。また、SM内でも練習量が多いことで有名ですね。」
インタビューでそれを感じてもらえたなら、嬉しいです。ポジティブな態度で取り組み、しっかりしようと努力することは、私にとって非常に大きな部分です。ただ、これを計算して作り出したわけではなく、むしろ両親や家庭教育の影響が大きいと思います。誠実でいることは、環境に関わらず、私はすべてのことにおいてそのようなタイプだと思います。
「SM内でよく話題に上るほど練習を多くしているそうですが、練習以外の日常で楽しいことはありますか?」
もともと面白いことが少ないタイプなんですが、最近はアルバムの準備でさらに楽しみがなくなりました。以前は、もし一日のスケジュールが早く終われば、チョンロとバスケットボールをするのがとても好きでした。でも最近は、好きな運動をする時間がないほど心の余裕がなくなっています。楽しい話題は…ちょっとないですね(笑)。
「一方で、この真面目な姿勢が若いファンにとって良いロールモデルになると思いませんか?自分の人生を一生懸命に生きるということ。」
そのように言ってくれるファンもいるので、時々驚きます。影響力を意識して自分を見せるわけではなく、ただ自分らしく生きているだけなんですが、それにファンの心が反応してくれるので、私たちがうまく合っているんだなと思います(笑)。
個人アルバムはどの部分に集中して作業していますか?
自伝的なアルバムになります。現在の状態だけでなく、以前感じた感情を込めた曲もいくつか書きました。その時の雰囲気や香りが残っている曲たちです。個人アルバムを準備しながら、今まで以上に自分自身をよく見つめています。過去と現在、そして描く未来を第三者の視点で見たりもしています。マークという人間の人生が詰まった、そんなアルバムを作ることに集中しています。面白いことに、自分のアイデンティティが定まった時にソロアルバム作業が始まったように感じます。
NCTの中でも様々な役割を果たしていますね。どの場所にいても動揺することなく安定感を感じさせます。生まれ持った性格だと思いますが、努力で培った部分もあると思います。2つの要素が適切に組み合わさった結果でもあると思いますが、自分ではどう思いますか?
他の人に迷惑をかけたくない、という気持ちが強いです。子供のころからそうで、その部分がグループ生活において重要な役割を果たしたと思います。もし訓練された部分があるとすれば、NCT DREAMを通じて多くが鍛えられました。私は家では末っ子だったので、年上として振る舞うことはありませんでした。どこでも弟としている方が楽で慣れていたんですが、ある時からヘチャンやジェミン、ジソンなどの後輩たちが入ってきて、同じ年の友達もいない中でNCT DREAMのリーダーになったんです。理想的なリーダーではないかもしれませんが、メンバーと過ごしていく中で訓練されていきました。リーダーを務める状況が作られたことも不思議に思っています。ある時からこれがすべて運命だと思うようになりました。
受け入れたということですね。
そうです。何かを避ける性格ではないので。
新しい役割を受け入れる過程で、独りよがりの試行錯誤もあったのでしょうか?
確かにありました。でも、他の誰かが自分の気持ちや努力を100%理解してくれることを求めるのは欲張りだと思います。40%でも理解してくれるなら、それで十分すごいことだと思います。
アルバムを完成させ、ステージに立つ過程で、多くの判断と決断を下さなければならない時があります。その時、周りの人を納得させなければならないこともあります。自分の判断に対する自信はどうやって深めていっていますか?
自分の選択が必ずしも正しいとは思っていませんが、何かを選ぶ過程で、どんな分岐点に立っても、私は最善を尽くしたと信じています。いい加減にすることなく、できる限り慎重に考え、最善の決断を下すという信念を持って臨んでいます。だから、どんな結果が出ても恨みません。ただ、音楽は明確なデータベースや目に見える証拠で説得できる分野ではないですよね。ある瞬間には感覚だけで誰かを納得させたり、信じてついてきてもらったりすることもあります。その点では、自分が信頼できる姿を見せなければならないと思っています。安心できるように。自分の話ばかりするのも、聞き続けるのも正しいことではないと思うので、周りの人の話を聞く技術も必要だと思います。意見がそれぞれ違うからです。今回のソロアルバムもそういった過程を経ているのですが、それらがアルバムが完成するためのピースだと思っています。最終的には完成するでしょうし、どんな状況でも受け入れる準備はできています。
自分に失望した日もありますか?
たくさんありますね。その気持ちを外に出さないことが大事だと思います。
失望感をどう扱おうとしていますか?
否定的な感情が連鎖していくと、いつの間にか最終的に底に落ちてしまうことがあります。意識的に祈ることもそのためです。人生の中で宗教が異なる形で近づいてくる時があり、昔とは違う祈り方をするようになります。過去に何かで失望した自分に祈りを捧げることもありますが、その過程で成長し、別の祈りをするようになるんです。そういう面で助けになっています。
最後に、2024年の大晦日には何をしていると思いますか?
おそらくスケジュールがあるでしょう。毎年MBCの年末公演で生放送で新年カウントダウンをしているので、今年もその場所にいると思います。
やはりお仕事ですね。
しばらくはこうしてですね。(笑)