Esquire 25年6月号 ENHYPEN ジェイク & ソンフン

JAKE

ENHYPENが参加した今回のコーチェラは、ファンが「エンジェルラ」と呼ぶほど大きな反響がありましたね。初めて感じたのはいつですか?
ステージを終えて降りてきた後、周りのスタッフから言われたんです。反響がいいって。僕が予想してたよりもずっと大きな反響で、ちょっと驚きました。

今回のコーチェラのステージでは、特にジェイクのダンスが爆発的でしたが、ソーシャルメディアやコミュニティの反応は調べましたか?
はい、調べましたね。パフォーマンスを無事に終えて、ファンの皆さんがどのように見てくれたのか気になったので。多くの方が僕たちのステージを気に入ってくれて、本当に誇らしく、嬉しかったです。気持ちも良かったんですけど、僕はそういう反応がフィードバックだと思うんです。「こういうところが好きなんだ、じゃあこれから(ファンが)好きなところをもっと探そう」と思ってます。

私はそのステージを見て、ジェイクには「ダントツ美」を超えた何かがあると感じました。誰かがコメントで「ジェイクがエンジェラで隠していたオーストラリア男子の魅力を解き放った」と書いていましたね。映像で見ると、本人が自分の姿を見知らぬ人だと思うかもしれないと思いました。
僕は正直なところ、特にダンサーっぽさを出そうとしたことはないんですけど、ファンの皆さんはそう見てくれてるんですけどね。だから今回のコーチェラでは普段のステージとはちょっと違う姿を見せたんですけど、実は僕は違和感がないんです。これも今の僕の姿なんですから。

ジミー・キメルのショーも素晴らしかったですね。「ジミー・キメル・ライブ!」に立つというのはどんな感じですか?
本当に不思議でした。英語圏で育ったので、より特別な感じがしました。子供の頃から楽しんでたショーのステージに僕たちが出てパフォーマンスを披露するという事実自体がとても不思議でした。控室の壁に有名な俳優や歌手のポラロイド写真が掛かってましたが、彼らと僕が同じショーに立つという事実が信じられませんでした。

もしオーストラリアで活動するとしたら、オーストラリアにはジミー・キメル・ショーに似たような番組がありますか、また、どのような放送のステージに立ちたいですか?
幼い頃から見てきたオーストラリアの様々な放送が思い浮かびますね。実際、僕は特定の放送に出ても不思議で嬉しいですが、それよりも、ワールドツアー中にオーストラリアでファンに会えたら、また違った気分になると思います。

個人的には7月初旬にゴールドコーストマラソンに参加するためにオーストラリアに行きます。そこにはすごいビーチがたくさんあるんですよ。クイーンズランドが第2の故郷ですから、その辺りで何をすればいいんでしょうか?
ゴールドコーストマラソンってすごく楽しそうですね。ゴールドコーストは大好きです!クイーンズランドで育ったので、子供の頃、車でブリスベンによく遊びに行きました。あの地域は天気が良くて楽しい思い出がたくさんあります。ビーチの近くに美味しいレストランがたくさんあるので、ぜひフィッシュ&チップスを食べてみてください!

新曲「Loose」の導入部も、どうしてそんなにベタベタしないように歌っているんですか?間違えると、あまりにベタベタに聞こえるメロディーなのに、ロマンチックでありながらチル(chill)なんですよ。
ありがとうございます。実はその曲がちょうど僕の好きなムードとメロディの曲だったので、レコーディングの時は本当に気持ちよく歌えました。それに、英語の歌詞なので、歌詞に込められた雰囲気や言葉の表現がより自然にできたと思います。

自分がリスナーだとしたら、いつ、どこで、どんな時に、誰とこの曲を聴きたいですか?
メンバーと一緒に旅行に行って、素敵な景色を見ながらこの曲を一緒に聴きたいです。

「Polaroid Love」でもジェイクの歌声が輝いていますね。何というか、とてもリラックスしています。ボーカルにこだわりはありますか?
普段、そういう感じの曲を歌うときは、「どうしたらリスナーの方に心地よく聴いてもらえるか」をいつも考えてます。特に「Polaroid Love」を歌うときは、柔らかい音色が出るように全神経を集中して歌ったと思います。
もうすぐ発売されるミニ6thアルバムで、個人的に期待している曲があると思います。
まだ「DESIRE : UNLEASH」について公開されていない部分が多いので、どのようにお伝えしたらいいのか悩んでます。個人的には最初のトラックが魅力的だと感じました。僕たちのアルバムでしか感じられない感情を込めた曲だと思います。1曲目から強烈な印象を受けると思います。

前回「Esquire」と初めて会ったのは、まだENHYPENが最初のワールドツアーをする前でした。それから4年以上経って、すでに3回のワールドツアーを経験しています。ツアーで培った習慣があると思います。例えば、アメニティバッグのように何かを詰めておいて開梱しないとか、洗濯はホテルでやって、トランクをクローゼットとして使うとか。
僕は個人的に、ホテルに着いたらまず荷物を開梱する習慣があります。そうすると、見知らぬホテルも親しみやすくなるんです。できるだけ早く親しみやすくするんです。

今は「ドーム」でもないスタジアムでライブをするようになりましたが、そんな大きなステージのバックステージにいるとき、どんな気分になりますか?公演前に行うルーティンみたいなものはありますか?
公演前には、まず全身の筋肉をほぐします。体をたくさんほぐして、声帯の筋肉も十分に温めます。実際、会場の規模に関係なく、緊張はしません。観客が貴重な時間を割いて来てくれたので、最高のパフォーマンスを見せたいという気持ちだけです。

あとは、公演前に必ず食べたい、ライダースリストに載せるおやつや飲み物とか。
公演の合間にエナジードリンクとイオン飲料を混ぜて飲むんです。そうやって組み合わせると、ステージに上がるときに力が湧いてくる感じがします。

コーチェラのステージが終わった後のビデオインタビューで、メンバーのほとんどがポストマローンのステージについて言及していましたね。とても印象的だったようです。
僕が本当に「大好きなアーティスト」なので、公演を観たのが夢みたいです。公演の最初から最後までどれ一つも見逃すことなく目に焼き付けて、本当に全てが楽しかったです。次にポストマローンの公演を観に行く機会があれば、ぜひまた行きたいです。

一方、5月31日にはウィバースコンフェスティバルがありますが、どんなシーン、どんな感情を期待していますか?
ウィバースコンフェスティバルには「ENGENE」(ENHYPENのファンクラブ)だけでなく、他のアーティストのファンもたくさん来ますよね。他のアイドルファンを僕たちENHYPENのファンにしてあげたいので、一生懸命準備してます。

今回の撮影で一番気に入ったアイテムは何ですか?
画報でもよく着用しているハードウェアコレクションが僕の好きなスタイルなので、気に入りました。

最後の質問ですが、最近よく考えることは何ですか?
個人的には幸せについて考えてます。ちょっと当たり前の答えかもしれませんが、個人にとって本当に大切なことだと思います。ファンの皆さんと幸せな思い出をたくさん作りたいです。

SUNGHOON

ずいぶん前の話ですが、気になりますね。前回私と会ったのは、最初のワールドツアーを控えた時でした。その時、メンバーがワールドツアーで涙が出るか心配だと言っていましたが、実際はどうでしたか?
みんな一度は涙が出ましたね。僕も「FATE PLUS」のソウル公演で大号泣したんです。何か胸が熱くなり、今まで活動してきた中で辛かったことが一気に吹き飛ばされるような気分になりました。そうやって涙が出ましたね。これまで3回のワールドツアーを行いましたが、「MANIFESTO」「FATE」「WALK THE LINE」のコンセプトが違います。

この間、3つのワールドツアーを行いました。「MANIFESTO」「FATE」「WALK THE LINE」とコンセプトが違いますね。
そうですね、最初のツアーである「MANIFESTO」はENHYPENとENGENE(ENHYPENのファンクラブの名前)が一つの声で私たちの物語を伝える抱負について話すコンセプトで、「FATE」は文字通りENGENEとENHYPENの出会いが運命であることを感じることができるツアーでした。今回の「WALK THE LINE」は、僕たちの成長ストーリーが公演に込められてると思ってください。「ENGENEと一緒に新しい道を歩んでいく」という内容も含まれてます。

今回のコーチェラのステージが終わって「エンチェラ」になるとは予想していましたか?
僕は本当にこんなに反応が良いとは思っていませんでした。ENGENEだけでなく、多くの方が熱い反応を見せてくれましたね。
私はあの日のソンフンが本当にかっこよかったです。氷の王子ではなく、砂漠の炎の王子のような感じでした。
ありがとうございます。それだけステージへの情熱が強かったんです。
特にカメラにウィンクするシーンは大盛り上がりでした。デビューして初めて表紙のインタビューをした立場としては、「うわ~、もう本当にステージで自然で素敵なアーティストだな」と感じました。どうやってそんな大きなステージで最も自然な姿を見せることができたのでしょうか?
この間、様々なステージに立ち、ツアーをしながら学び続け、成長してきたと思います。もちろん、練習もたくさんしました。僕も今は大きなステージでも自然な姿をお見せすることができるようになったのではないかと思います。

もともと線がきれいなことで有名ですが、今回はいつもと違う着こなしで、隠された野性味が出たと思います。
僕が望むフィット感を出すために、また健康のために少しずつ運動をしてますが、これからも今のラインを維持していくつもりです。

次のミニアルバムのタイトルが「DESIRE : UNLEASH」ですよね。私は今回のステージでソンフンの何かが引き金になったような気がしました。まるで鎖から解き放たれたように?
今回のアルバムが「欲望」というキーワードを含んでるので、そのような姿がこれからもっと出てくるかもしれませんね。今回の活動でお見せする姿を期待してください。

ソンフンの最も深い欲望は何でしょうか?
僕には僕の足りない部分を埋めなければならないという欲望があります。そうしてこそ、僕をもっと成長させることができるし、もっと素敵になれると思います。

コーチェラのステージの上に立ってみて、どんな感じ、何が見えましたか?記憶に残っている特別なイメージや音があるのか知りたいです。
目の前に見えた観客席のシーン、フェスティバルと僕たちのステージを楽しんでくだれた方々の姿が思い出されます。「コーチェラ」では、バンドセッションでステージを構成しましたね。いつもとは違ったバンドサウンドも忘れられません。

2回ステージに立ったわけですが、1回目と2回目はどう違いましたか?
2週目のステージは少し余裕があったように思います。おそらく1週目にやったおかげだと思います。
今回の新曲「Loose」は、ロビン・シックやファレル・ウィリアムスが思い浮かびます。ただ、気軽にリスナーだとしたら、いつ、どこで、どんな時に、誰とこの曲を聴きたいですか?
本当にいつでもどこでも聴ける曲だと思います。聴きやすく、歌いやすい曲なので、ドライブや休憩中に聴いてもいいと思います。

誰のパートのメロディーが一番好きですか?
僕は「Loose」のサビにある僕とヒスン兄さんのパートが一番好きです。

もうすぐアルバムが発売されますが、「I Like It」ではなく、一番楽しみにしているトラックを教えてください。
1曲目のイントロの曲がとても魅力的ですね。癖になるようなエキサイティングなメロディーが収録されてるので、ぜひ聴いてみてください。
今や「スタジアム」での公演ですね。そんな大きなステージのバックステージにいるときはどんな気分ですか?
ステージに上がる前にENGENEの歓声を聞くときが一番興奮すると同時に緊張します。大きなステージであればあるほど、それは倍増するような気がします。

ルーティンみたいなものはありますか?公演前にライダーズノートに特別に注文するアイテムとか。
最近、映画を見ながらティータイムを持つのが癒されるし、心が落ち着くので、映画を見ながらお茶を飲むことをルーティンにしてみようと思ってます。

一方、5月31日にはウィバースコンフェスティバルがありますが、どんなシーン、どんな感情を期待していますか?
コーチェラに行った経験をもとに、当時の現場の雰囲気をウィバースコンでも感じることができるように準備してます。メンバーともう一度熱いステージをお見せしますので、楽しみにしていてください。

「Esquire」と前回お会いしたときは2年目でしたが、もう5年目になりますね。アイドルという職業を実際にやってみて思うことがあれば教えてください。
アイドルは常にチームが第一であり、7人がステージの上では1つでなければならないと思うようになりました。そして、僕たちの存在自体が、会社の内外で僕たちと一緒に働いてくれているたくさんのスタッフの方々の努力のおかげで成り立ってることを痛感しました。

今回の撮影で一番気に入ったピースは何ですか?
ハードウェアコレクション全体もいいですが、チェーンの形が目立つピースが好きで、大胆なディテールがヒップで高級感があります。
最後の質問ですが、今の自分に必要なものは何だと思いますか?
まだまだ学ぶことがたくさんあります。止まることなく前進し続けなければいけないと思います。年が経つにつれて、自分のマインドセットが変わり、考え方が深くなってるのを感じます。同じような状況に直面しても、対処法や感情が変わってるので、その都度、自分が好きなことを自分の成長の妨げにならない範囲でたくさん経験して、それが積み重なって、後で何かに挑戦する大きな経験になると思います。