ELLE 25年2月号 チャ・ウヌ

今日も夜明けまで撮影してきましたね。疲れているはずなのに、撮影中ずっと笑いと感謝の気持ちを忘れない姿に元気をもらいました。

ありがとうございます。久しぶりに「ELLE」と共にしたのですが、ずっと応援してくれて楽しく撮影できました。夜明けまで撮影するとどうしても疲れることがあるのですが、一緒にいるスタッフがいつも助けてくれて、多くの方が応援してくれるので、頑張って撮影してます。

撮影現場には愛犬のドンドンも一緒でした!ずっと「お兄さん」を探していたのですが。

ドンドンは僕に癒しと活力、笑いと愛… ハ、本当に多くのことを与えてくれる妹です。とても可愛くて大切で、じっと見てるだけで癒されるような気がします。

今日は「詩」をコンセプトに撮影しました。チャ・ウヌが最も詩的に変身する瞬間があるとしたら。

みんなが「夜明けの感性」と呼ぶその時間に僕も少し感性的になるようです。特に、世の中の音が聞こえない夜中の3時頃、その静かな瞬間に、少し鋭敏でありながら倦怠感のある感性が訪れるようです。

今はNetflixシリーズ「ザ・ワンダフルズ」のイ・ウンジョンになりきっている状態でしょう。特採公務員として紹介されるウンジョンとして生きる一日一日はいかがですか。

毎日ウンジョンになって一生懸命撮影してます。今まで僕が演じた役とはまた違った感じの姿をお見せできると思うので、僕自身も楽しみです。

「私のIDはカンナム美人」のギョンソクから「女神降臨」のスホ、「ワンダフルデイズ」のソウォンと「ワンダフルワールド」のソンユルに至るまで、これまで演じた同世代が実際のチャ・ウヌにも残したものはありますか。

僕の20代を一緒に過ごした 「友達」と言えます。今のチャ・ウヌがあるようになった根源でもあります。演技をするときは、ほぼ半年以上そのキャラクターで生活してるので、影響が少なくないです。逆に、そのキャラクターたちもチャ・ウヌという人の影響を受けてるようです。

特に前作「ワンダフルワールド」で荒れた生活を送るソンユルの低い声と哀愁漂う悲しげな顔がチャ・ウヌととてもよく合っていて驚きました。「ソンユルの状況や背景が僕と似てる部分があるような気がする」と言ったりもしました。

「ワンダフルワールド」の出演オファーを受けて撮影するまでは、チーム的にも個人的にも大変な時期でした。悩みや考えが多くて、一度断った作品だったのですが、ある時、僕の状況がソンユルを思い出したんです。もう一度台本を何度も読み返し、次第に僕がソンユルをよく理解できるか、彼が感じた感情をうまく演じられるか、同じような悩みを抱き始めました。そして、休むよりもソンユルを演じなければならないという気持ちが大きくなり、出演を決めました。

そうして、ソンユルを演じてみていかがでしたか?

劇中でソンユルが感じる感情は、僕だけでなく、多くの方が辛い時期を乗り越えるときに経験する感情と似てると思います。彼が傷を癒していく過程を表現することで、僕自身も強くなり、少しは成長したような気がしました。

一緒に共演したキム・ナムジュさんは、「演技も上手いし、性格もいいから『詐欺師』なのに、そんなに完璧だと使えない」と冗談のような褒め言葉をくれました。いつも完璧だと言われ生きている人の喜びと悲しみがあるのでしょうか。

先輩が良い言葉をかけてくれてありがとうございました。大衆が僕を良く見てくれて応援してくれることは、頑張る原動力になりますが、一方で、今よりもっと良い姿で、もっとうまくやらなければならないというプレッシャーを感じることもあります。そんな時、そのようなお言葉の一つ一つが、頑張ろうという意欲を起こさせ、目標に向かって走る力を与えてくれるので、いつも感謝してます。

撮影中、役柄に没頭していたのに、今日のようにカバースターのチャ・ウヌとして、「ゴールデンディスクアワード」のMCとしても素敵に変身しますよね。短時間でスイッチを切り替えるのは難しいですか。

歌手も俳優も、バラエティ活動も、どんな感情や物語を大衆に伝えるという点では似てると思います。特に難しいと感じることはなく、むしろ相乗効果があると思います。例えば、歌手として公演をするときは、作品の中のキャラクターを演じながら感じた感情が表現力を広げてくれたり、ステージでエネルギーを発散した経験が、演技や番組の撮影に没頭するときに役立つように。

サンローランとの思い出もたくさんありますが、最も鮮明に思い出すのは。

2024年秋、アンバサダーとして初めてパリファッションウィークに参加したときです。アンバサダーになってから、ブランドをより深く理解するために、ブランドの歴史やデザイナーのショーを調べたりもしましたが、実際に見てみると、ブランド固有の感覚がより深く伝わってきました。今回の「ELLE」での撮影も、今までとは違うスタイルでサンローランの感覚を解釈し、表現することができ、楽しかったです。

「フィンランド間借り暮らし」でイ・ジェフン、イ・ジフン、クァク・ドンヨンと見せた「シティボーイズ」らしい陽気な姿も語らずにはいられません。

今回、初めてフィンランドに行きましたが、撮影場所が電気や水道はもちろん、スマートフォンも通じない場所だったので、最初は少し戸惑いました。(笑) 話だけ聞いてた時と実際に体感するのには大きな違いがあり、自分で食べるものを作り、自分で水を汲んで生活してみると、当たり前だと思ってたことの大切さを感じることができました。何より、兄さんたちやドンヨンと一緒に良い思い出ができたと思います。

チャ・ウヌの感受性指数が「0」なので、驚いたという反応が多いようですが、ご自身は「都会の男」だと思いますか?それでいて、キムチをずっと探していたので。

う~ん… 「韓国料理とキムチが好きな都会の男」くらいでしょうか。(笑) 公演やスケジュールで海外に出かけるときは、その土地の料理はよく食べるのですが、1~2食は必ず韓国料理を食べたくなるので、長期間の海外スケジュールをこなすときや、韓国料理店に行きにくい国を訪れるときは、キムチやカップラーメンを必ず持っていきます。

お母さんに教わったジェユクポックムは、今でもよく食べますか。

いざ家に帰ると、主に宅配で食べますね。(笑) 余裕ができたらまた料理をやり直したいという気持ちもありますし、もっと専門的に料理を学びたい気持ちもあります。

お母さんはいつも「お前は男前じゃない」と言いますね。(笑) 冗談のようですが、そのような部分がチャ・ウヌという人がこれほど誠実な人物になった背景でしょうね 。

家族がいたからこそ、僕が生まれ、成長し、こうしてインタビューで真摯に話すことができるようになったと思います。両親が一生懸命努力して人生を歩んできたおかげで、僕も一生懸命生きる力を得て、生き方を学びました。

幼い頃は、弟を自転車の後ろに乗せて近所のあちこちを走り回り、近所の警備員のおじさんたちからも注目され、愛されていました。

弟と遊ぶのが一番楽しかったし、どこでも弟を自慢したかったし、もし誰かが弟をいじめるような人がいたら、行って叱ってあげたりもしました。(笑)

昨年は、初のソロアルバム「ENTITY」が誕生した過程が強烈に残っていると思います。自分自身について深く考えるきっかけになったのでしょうか。

初のソロアルバムですが、自分の色ややりたい音楽を詰め込んだというよりは、友達への想いを最大限詰め込みました。どこでも話したことはないですが、素直にその想いを話したかったんです。「ENTITY」に収録された全曲の作詞に参加したその時間は大変でしたが、貴重な時間だったと思います。真摯な感情とメッセージが込められた曲を聴いてくださる方にそのまま受け止めて感じてもらえたらと思いました。一言、いや百の言葉よりも、4分間の音楽で真摯な気持ちが伝わると信じてました。

一番好きな曲があるとしたら。

全部好きですが、それでも一曲を挙げるなら、やはり「Stay」ではないでしょうか。愛する人と別れた後、悲しんでる人に慰めを伝えるために作った曲で、「ENTITY」というアルバムで伝えたいメッセージを含意してるので愛着があります。

2018年のクリスマスを記念してファンにプレゼントした「Merry-Go-Round」にも愛着がありそうです。最近、再録音して披露したのですが。

ASTROのメンバー全員が作詞に参加した最初の曲なので、メンバーにとってもファンにとっても意味のある曲です。2024年バージョンは、メンバーとクリスマスに贈れるプレゼントは何だろうと話し合って出てきたアイデアで、再録音しながら原曲を聴いたのですが、メンバーの声が今とは違ってとても可愛らしいです。(笑) 6年の間に随分と成長したんだなと思いました。

最近はどのような歌詞やメロディーに惹かれますか。

最近、サッドエンディングのように心に響く歌詞とメロディーで構成された曲をよく聞きます 。

チャ・ウヌの冬を暖かくしてくれるものがあれば。

当然のことですが、ファンやメンバーの応援が一番大きな力になります。冬の野外撮影はとても寒いのですが、大切な人たちの応援があれば安心です。また、マフラーが好きなのでよく巻いているのですが、マフラーだけでもとても暖かいです!

最近チャ・ウヌが一番大切にしたいのは。

一日一日を大切にすることなので、スケジュールが終わった後の短い休憩時間にもしっかり休むようにしてます。もちろん、今は「ザ・ワンダフル」の撮影を無事に終わらせることが一番大切ですが。

すべてを無事に、いつも通り、今日と同じように笑顔でやり遂げるあなたは、毎日どんな思いで眠りにつくのですか。

いつも一日をうまく終えることができることに感謝し、明日もそうであることを願って眠りにつきます。スケジュールが多いときは、明日の仕事と撮影するシーンをもう一回考えます。辛くて大変だと思えば、本当にそうなるようなので、自分を信じていつも柔軟に進むようにしてます。

今、その言葉通り、チャ・ウヌはデビューから9年近く、自分を信じて柔軟に成長してきました。27歳のチャ・ドンミンもどんどん大人になっていますか。

不思議です。与えられたことをうまくやろうと努力しながら一生懸命走るだけなのに、こんなに時間が経ったんですね。いい大人になっているかどうかはよくわかりませんが、貴重な経験が自分の中に積み重なってることは確かです。